写真日記

公開保育・研修会

1月22日(水)、市内の私立幼稚園の先生方にお越しいただき、
焼津市私立幼稚園協会主催の公開保育教員研修会が当園にて行われました。

 

 午前中の公開保育は
まず、津波避難訓練の様子をご覧になっていただきました。

クラス毎の保育活動中に地震及び津波が発生したとの放送が流れると、
子どもたちは先生たちの指示に従い、
」(わてないさないわない)の合言葉を守りながら
第一次避難場所である津波避難棟の屋上(4階)に素早く避難することができました。

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 その後はホールで、津波の教訓として『いなむらの火』というお話を
(プロジェクターを使って)園長先生に読んでいただきました。

このお話は、1854年、後の「南海の大震災(安政南海地震)」と呼ばれる地震にあい、
海水の異常な引き方を見て津波がくることを予見した
濱口儀兵衛(《1820~1885年》紀伊有田郡広町(現在の和歌山県有田郡)生まれ)が、
自分の田に積み上げられていた収穫したばかりの稲束(稲むら)に火をつけて村人の注意を引き、
危険を知らせ、命を救ったという実話です。
この話をもとに『A Living God(生ける神)』という作品を書いたのが、
焼津に縁のある文豪パトリック・ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)(1850~1904年)です。
そしてその後、濱口儀兵衛の隣町である湯浅町出身の小学校教員 中井常蔵が
『A Living God』に感銘を受け、子ども向けに書き改めたのが『稲むらの火』であり、
1937年から1947年まで小学校読本に採録されました。

 

午後の教員研修会は、
静岡市葵区鷹匠で子どもの本と絵本の店「百町森」を経営されておられる柿田友広 氏をお招きし、
「幼児教育におけるおもちゃの役割」というテーマでご講演をいただきました。

ネフ社(ドイツ)の色鮮やかで、また不思議一杯の積木などを多数ご紹介くださったり、
おもちゃの重要性(おもちゃは「環境による教育」のための必需品であることなど)や、
おもちゃを選ぶポイントなどを 教えていただきました。

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柿田先生、すてきなお話をありがとうございました。

また、市内私立幼稚園の先生方、お疲れ様でした。